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ワインを横に寝かせるメカニズム

重たいドアを開けて、薄暗く冷たい地下室のトンネルがずっと奥まで続くなか、ずらっと寝かされたワインの瓶。
ワインの貯蔵庫というとそういったイメージでしょうか。
自宅で保存するときも、なんとなく寝かせた方がいいのかな?、とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

立てて保存してはいけないのでしょうか?実は、酵母は瓶の中でも生きて、呼吸をしています。
だからガラスの瓶にはコルクで栓がしてあるのです。
コルクは柔らかく弾力性にとんでいます。
同時に気密性があり、腐敗しません。

カビが生えることがあっても中まで浸食したりしないのです。
生きている酵母がアルコールを発生させ続けるには最適な栓なのです。
ワインを横にして、コルクを湿った状態にしておくことでコルクはその特徴を最大限に活かせます。

乾燥してしまうと瓶とコルクの間に隙間が空いてしまい、空気が入ります。
するとまず液体の酸化を引き起こすのでワインが変質してしまいます。
次にコルクの腐敗や雑菌の侵入を許してしまったりしてワインの発酵と熟成が台無しになってしまいます。
他の飲み物だったらプラスチックの蓋やスクリュータイプの蓋にもできるのですが、瓶の蓋をそうしないのには理由があるのです。

新酒などの早く飲んでしまった方が良いものは必ずしもコルクで栓をしてありません。
だから、コルクで栓がしてあるワインを保存する時には、床下収納や北側の押入などに寝かせて保存しましょう。
新聞紙などで包んで直射日光を避け、横にして段ボールなどに入れておくとさらに安心ですね。
ただし10年後20年後に楽しみたいと思っているワインがあるのでしたら、ワイン専用の家庭用貯蔵庫をお勧めします。
タンニンを多く含むものは熟成とともにオリができます。

これはポリフェノール成分が少しずつたまって固まったものです。
横に寝かせて保存しておくとオリは瓶の横にたまります。
実際に飲むときには前日から立てておくとよいでしょう。
瓶の底の部分にオリがたまるので美味しくいただけます。


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